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More Marketers Place Web Ads by Time of Day
【June 23, 2006: Wall Street Journal】
食品・飲料などの日常消費財メーカーの、ネット広告の出稿の仕方に、従来のマスメディアのように、出稿の時間を勘案するケースがでてきた、という記事。
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小さい、どうということのない記事にも見えるが、その含意は深いと思う。
日本でも、GyaOが登場してから、ネットの中に生活時間サイクルをとりこもうとする動きが出ている。それに近いように思う。つまり、ネット(とりわけBB)の普及がある程度見えてきたところで、より繊細な方法論をとっていこうとするもの。
ネットは、本質的にインタラクティブだから、利用者に時間選択の自由を与えると同時に、とはいえ、利用者を一種の群体として観察することが可能になると、そうした群体の特性を分析した上での対応が可能になる。そして、当たり前のことながら、「規模」が活用できるといろいろと便利だ。また、群体的傾向を加味した情報の提供は、反転して、群体そのものの活動の枠組みをも提供することになる。
Web2.0とは異なるレイヤーで、ネット自体がまたおもしろくなってきているように思う。