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When Terry Met Jerry, Yahoo!
【January 29, 2006: New York Times】
米国Yahoo!のCEOである、Terry S. Semelを紹介した記事。
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Warner Brothersから2001年にYahoo!入りして、Yahoo!の基本的方向性を、21世紀のIT時代のメディア企業、とした。
もちろん、その中核にあるのはTechnologyで、Old Mediaはその意味に気付いていない、としている。
とはいえ、Googleに比べればテクノロジーへのエッジのかけ方が少ないように思うし、AOLに比べればコンテントとの直接的な関係が希薄に思える。ユーザーベースが一番多いというのがYahoo!の強みだけど、それも、Windowsのインストールベースに比べたら見劣りする。
だから、徹底的に何かが強い、というよりも、端的に、インターネット誕生時からの先行者として、ユーザーベースを全世界的に維持してきている、という事実が、営業面に与えている効果が大きい、ということ。そのあたりが、実は、ユーザーの目をどれだけ取るか、という、Old Mediaスタイルを愚直に踏襲しているように思えるのだけど。もちろん、それが悪いわけではないんだけど。
ちなみに、この記事のタイトル“When Terry Met Jerry, Yahoo!”は、“When Harry Met Sally”のもじり。
TerryはもちろんSemel。で、Jerryは、Yahoo!の創始者の一人、Jerry Yangのこと。
邦題『恋人たちの予感』。メグ・ライアンの出世作。NYが舞台。
ということで、NYTらしいタイトル。書いている本人も実はこれでひっかかったのだった。