CBS Series Aims to Hook Viewers During Ad Breaks
【January 16, 2006： Wall Street Journal】

CMスキップ対策として、番組の合間に“マイクロ・シリーズ”を挟み込んで、視聴者のアテンションを維持しようと、CBSが知恵を絞る。

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面白いのは、CMスキップについて、ネットワークが対策を練ってきたところ。これは、日本だと広告代理店のテレビ部門が考案しそうなもの。改めて、日本の広告会社のメディア部門が、アメリカであればメディア会社の営業部門の最前線の部分とかぶっていることを感じさせられるエピソード。

しかし、毎度のことながら、こうしたトピックがWSJのような経済・金融紙で取り上げられるところは面白い。アメリカのテレビ・ネットワークは、報道とスポーツを除いて製作部門を持たないから、視聴率の維持をどうするか、だけが、事実上の売上対策になる、ということを物語っていることになる。

これはYahoo!やGoogleがビデオ流通の一部を担うようになりつつある今日、脆弱といえばあまりに脆弱な経営戦略。制御可能なファクターがあまりにも限られている。ハリウッドのコングロマリット全体で収益性と将来性を考えなければいけないとも、改めて痛感させられる記事だ。