昨日のエントリーで記したGoogleの音楽サービスが見込み通り、Google Musicとして公表された。
Google Opens a Digital Music Store
【New York Times: November 16, 2011】
Google Unveils Google Music Service
【Wall Street Journal: November 17, 2011】
要点を記すと:
● まずはアメリカのみでスタート。
● 見込み通り、Sony、Universal、EMI、が楽曲を提供。
● ライセンスのもとで1300万曲が用意される。
● まずは800万曲からスタート。
● 1曲99セントという値付けはまだ観測に過ぎない。価格についてはこれから公表。
● 世界中で2億台を超えるAndroidベースのスマートフォン+タブレットが稼働中。
● ユーザーは2万曲まで「ロッカー」にアップロードできる。
とりあえずは、アメリカでのサービス開始がどうなるかに注目というところだろうか。
それにしても、1300万曲がライセンスされる、という記述には素朴に驚いた。音楽というコンテントの数の多さと、それを音楽会社三社が管理下に置いている事実の双方に対して。
ソーシャルネットワークは、そうした世界規模での実数の把握も同時にもたらすことになる。世間ではビッグデータといって、もっぱらデータの分析に関心がが集まるが、その前に、まずは世界の実数把握がどんどん容易になり、かつ実際に記録されていく、という事実がもたらす含意について考えたほうがいいように思えてくる。