テッド・ケネディ上院議員、死去

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August 26, 2009 16:11 jst
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junichi ikeda

デモクラットの重鎮で、オバマ大統領の最大の支援者の一人であり、JFKの実弟である Edward M. Kennedy 上院議員が亡くなった。享年77歳。

Edward Kennedy, Senate Stalwart, Dies
【New York Times: August 26, 2009】

Mass. Sen. Ted Kennedy Dies at 77, After Cancer Battle
【Washington Post: August 26, 2009】

Sen. Edward Kennedy Dies After Battle With Cancer
【Wall Street Journal: August 26, 2009】

死因は脳腫瘍(brain cancer)。オバマ大統領の就任式当日も会場で倒れており、手術後上院に復帰したときには、党派を超えて拍手で迎えられていた。

長年、ヘルスケア改革を訴えてきており、今がまさにヘルスケア改革の天王山であることを考えると、道半ばで倒れてしまったことになる。

自身の健康問題にはついては予断を許さぬ状態にあることを理解しており、自身の死が連邦議会やマサチューセッツ州(ケネディ議員の選出州)で政治的混乱を引き起こさぬように、万が一自分が亡くなった場合、後任の上院議員の指名が円滑に進むよう州法の改正を州議会に求める旨の発言を最近したばかりであった(この話を聞いたとき、正直、私はグッと来た。立派な人だな、と)。

冒頭書いたように、ケネディ家はアメリカにとっては特別な存在。テッド・ケネディ氏は、JFKとロバートの二人の兄をともに暗殺で失っている。

そのため、しばらくの間は、テッド・ケネディ氏を追悼する言説でアメリカのメディアはあふれかえることだろう。機会を見て、このサイトでも取り上げようと思う。

だが、まずは、テッド・ケネディ氏のご冥福を心からお祈りしたい。