Fordのbail-outアピールサイト

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December 05, 2008 14:26 jst
author
junichi ikeda

アメリカの自動車大手三社(いわゆる"Big 3")は、現在、アメリカ政府に、ブリッジ・ローンの提供を要請している。日本同様、自動車産業は、製造業の要であり、雇用や、その結果の消費に与える影響も大きい。現在、申請しているブリッジ・ローンを政府が提供してくれない場合、かなりの確度で破産が待っている。しかし、製造業の「救済」を政府が行うのかどうか、については、議論が分かれるのも確か。とりわけ、一部の製造業に対する、税金が原資となる政府からの資金貸与が果たして適切なのかどうか、という反論がよく聞かれる。

いずれにしても、政府の予算の扱いを決める以上、連邦議会の了承は不可欠。そして、議員に取っては、結局、この決断が、自分を支えてくれる有権者の意向から大きく離れないのかどうか、そこが実際には大きな問題になる。

つまり、これは、普通の市民、納税者が、納得できるかどうか、が大きな鍵を握る。

ということで、Big 3は一般向けの広報活動にも力を入れ始めた。
中でも、Fordは、いろいろと工夫の跡が見られるサイトを立ち上げた、というのが、以下のWSJの記事。

Car Makers Take Case to the Web
【December 5, 2008: Wall Street Journal】

そして、当のFordのサイトがここ

(ちなみに、GMとClythlerは以下の通り:
GM → ここ
Clysler → ここ )

この二つと比べると、Fordはかなり工夫していることがわかる。

コストカットは必然、ということで、ウェブを利用することにしたようだ。