Green New Deal

latest update
October 29, 2008 16:35 jst
author
junichi ikeda

ここのところ考えていた、Energy+Ecology+Environment(だからE3か?)を核にした、世界レベルでの新たな投資領域の準備については、UNを中心に、Green New Dealとして既に喧伝されている。
(たとえば、今週のNewsweekにはこんな記事がある。)

E3分野に政府や国際機関がベースとなる開発資金を投入し、そこに産業としての可能性を担保することで、この数年世界中で不動産に回っていた余剰資金をE3に集中させようとする。ただ、これがグリーンの「ニュー・ディール」、つまり先代のFDRによるニュー・ディールの偉業になぞらえることが真実味を増してくるのは、足下の景気後退があればこそ、ということになる。

こうした、新規産業の開発を、世界同時に行わねばならなくなったことは、逆説的に、いかに私たちの生活が世界中でシンクロするようになったか、裏返すと、シンクロを阻害するような要素が減ったか、を表しているのだと思う。

おそらく、2009年がGreen New Dealの発動年となるのだろう。