Internet as political tools

latest update
July 09, 2008 10:10 jst
author
junichi ikeda

オバマが予備選で勝利した最大の理由の一つとして、インターネットの利用が挙げられる。

今週のNYTの記事は、その内容をうまく整理している。

シカゴのcommunity organizerとして政治家のキャリアを開始したオバマの、「本当の変革はボトムアップから始まる」という思想と、SNS的なコミュニティ機能がうまくフィットしたこと。

MySpaceと並ぶSNS大手であるFacebookの創業者(といっても起業時はハーバードの学部生)の参画で、SNS的な機能が最大限活用されえたこと。

インターネットの活用がもはや当たり前の学生を中心に、若年層の新たな有権者の掘り起こしに有効だったこと。

ネットを通じた小額の政治資金の集金を可能としたこと。また、小額故、限度額まで何度もcontribution(募金)が可能になり、それが募金提供者のコミットメントの維持につながったこと。

このあたりが、予備選勝利へのネットへの貢献理由、といわれる。

(これらの意義については別のエントリーで)。