随分とこのサイトの更新を怠っていました。
気持ちを切り替えて取り組んでいきたいと思います。
最初にイイワケだけしておくと
公私ともにバタバタする状況が続いたこと、
あと、ブログネタとしても、
サブプライム問題に翻弄されたアメリカによって、
しばらくメディア・コミュニケーション業界の構造・土台に
影響を与えるようなネタが見あたらなかった、ということもあります。
(やはり夏休みはネタが少ないのです)。
とはいえ、アメリカでは、今週はelection day。
一年後には次期大統領選もあるということで、
俄然、政治ニュースが充実してきました。
民主党のヒラリー・クリントンが優勢なようですが、
バラック・オバマもがんばっているようです。
NYに留学中、オバマのスピーチを中継で聴いて
スピーチで人を泣かす、ってすごいな、と思っていました。
オバマについては、
ヒラリーがベビーブーマーの象徴にとどまるのに対して、
オバマはもう一世代若返り、
今日的なアメリカの状況を象徴する政治家として、
注目を集めているようです。
しばらくちゃんと見ていきたいと思います。
(というか、このタイミングでNYにいられないのはとても残念)。
さて、メディア・コミュニケーション産業においても、
この数年注目を集めた、GoogleやSNSの周辺で、
新しい動きが本格化してきているようです。
一つの変化のコアは、モバイル周りの動きですが、
Wi-Max関連がやはり熱い。
また、DSLレベルでのダウンロードが当たり前になった状況で、
「動画(多少唯物論的ニュアンスがありますが)」を扱うビジネスも
エンタテインメントメジャーが乗り出す状況になっていますし、
こうした動きに呼応して、
LAとNYでは、(シナリオ)作家協会らが、
ネット系サービス、ダウンロード系サービスの収益の分け前を巡って
ストライキを起こす、なんて事態も生じています。
あるいは、
中国でヤフーがおこしたメールの政府への開示を巡る議論も起こるなど、
少し前までなら、「お話」ですんでいたようなことが、
リアルな話になってきました。
このほかにも、
2000年代にアメリカ企業の新陳代謝に大いに貢献した、
PEファームの動きも減速してきているような、
あるいは、次のフェーズに入っているような、
そんな感じのようです。
とりあえずは、こうしたところから改めて当たってみようかと、
思っているところです。