Long time no see

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November 08, 2007 11:15 jst
author
junichi ikeda

随分とこのサイトの更新を怠っていました。
気持ちを切り替えて取り組んでいきたいと思います。

最初にイイワケだけしておくと
公私ともにバタバタする状況が続いたこと、
あと、ブログネタとしても、
サブプライム問題に翻弄されたアメリカによって、
しばらくメディア・コミュニケーション業界の構造・土台に
影響を与えるようなネタが見あたらなかった、ということもあります。
(やはり夏休みはネタが少ないのです)。

とはいえ、アメリカでは、今週はelection day。
一年後には次期大統領選もあるということで、
俄然、政治ニュースが充実してきました。
民主党のヒラリー・クリントンが優勢なようですが、
バラック・オバマもがんばっているようです。
NYに留学中、オバマのスピーチを中継で聴いて
スピーチで人を泣かす、ってすごいな、と思っていました。
オバマについては、
ヒラリーがベビーブーマーの象徴にとどまるのに対して、
オバマはもう一世代若返り、
今日的なアメリカの状況を象徴する政治家として、
注目を集めているようです。
しばらくちゃんと見ていきたいと思います。
(というか、このタイミングでNYにいられないのはとても残念)。

さて、メディア・コミュニケーション産業においても、
この数年注目を集めた、GoogleやSNSの周辺で、
新しい動きが本格化してきているようです。
一つの変化のコアは、モバイル周りの動きですが、
Wi-Max関連がやはり熱い。
また、DSLレベルでのダウンロードが当たり前になった状況で、
「動画(多少唯物論的ニュアンスがありますが)」を扱うビジネスも
エンタテインメントメジャーが乗り出す状況になっていますし、
こうした動きに呼応して、
LAとNYでは、(シナリオ)作家協会らが、
ネット系サービス、ダウンロード系サービスの収益の分け前を巡って
ストライキを起こす、なんて事態も生じています。
あるいは、
中国でヤフーがおこしたメールの政府への開示を巡る議論も起こるなど、
少し前までなら、「お話」ですんでいたようなことが、
リアルな話になってきました。

このほかにも、
2000年代にアメリカ企業の新陳代謝に大いに貢献した、
PEファームの動きも減速してきているような、
あるいは、次のフェーズに入っているような、
そんな感じのようです。

とりあえずは、こうしたところから改めて当たってみようかと、
思っているところです。