CONCEPT

FERMATは、コミュニケーションという社会の基底を与える領域の変化の徴候に照準しながら、未来のビジョンを描くことで、新たな何か=“X”、の誕生を促します。

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』レビュー: ハリウッドの無意識を突いたギレルモ・デル・トロ
宿題にしていた『シェイプ・オブ・ウォーター』を観てきた。 監督のギレルモ・デル・トロは、『パシフィック・リム』を監督した際、日本の怪獣、それも円谷プロの怪獣への熱烈な愛を表明していたのだけれど、今回は、あー、この人はジブリも好きだったんだなぁ、というのが開始直後の印象だった。 実際、映画としての雰囲...
続きを読む
〈スリーアミーゴス〉の天下のハリウッド
2018年3月4日に開催された第90回アカデミー賞で、ギレルモ・デル・トロが監督賞を受賞した。同時に『シェイプ・オブ・ウォーター』も作品賞に輝いた。 Mexico’s cinema powerhouse: The three amigos who are sweeping the Oscars 【E...
続きを読む
アイスバケット・チャレンジに見るアメリカ社会の「緩やかなつながり」
「アイスバケット・チャレンジ」という試みが、真夏のアメリカのソーシャルウェブでちょっとした話題を集めている。アイスバケット、すなわち氷水の入ったバケツを頭から被って、ALS Associationという難病治療の解決にあたる団体に寄付を呼びかけるものだ。 How the Ice-Bucket Cha...
続きを読む
「教養」を求める社会 ~ 「メディア教養本10冊」についての補論
前のエントリーをまとめた後、「教養」の対象について少し考えてみたので、メモ代わりに以下に記しておくことにする。 最近の教養特集と言われるものをざっと眺めたところ、現在、世間で「教養」と呼ばれているものは、おそらく次の三種くらいが想定されているように思われる。 ①必要な知識を与えてくれる本(要するに教...
続きを読む
メディアの未来を考えるための教養書10冊
以下は某週刊誌の教養特集向けに書いたものだが、諸般の事情から掲載がなくなったため、ここにあげておく。 基本的には、表題の通り、「メディアの未来を考える」ものとして10冊を選んだのだが、容易に想像がつくように、実は「メディア」という言葉は非常に定義の曖昧な言葉だ。マスメディアの場合は、自動的にジャーナ...
続きを読む
【お知らせ】  『ウェブ文明論』(新潮選書)、刊行されました。
5月24日に新潮社から  『ウェブ文明論』 が発売されました。 大手書店の店頭には並び始めましたので、よろしくお願いします。 アマゾンのサイトはこちら → ここです 2010年の春から約三年に亘り、文芸誌『新潮』に連載していた『アメリカスケッチ2.0 ― ウェブと文化の未来を考える』を編集し修正を加...
続きを読む
【お知らせ】 『デザインするテクノロジー』(青土社)、発売中です。
10月23日に青土社から、拙著 『デザインするテクノロジー 情報加速社会が挑発する創造性』 が発刊されました。 都内の大手書店の店頭には並び始めましたので、よろしくお願いします。 また、アマゾンはここです。  →  こちら なお、東京池袋にあるリブロ本店では、本書の出版を記念して選書フェアを開催して...
続きを読む
暦とコンピュータの関係
少し前のことになるが、ユリイカの冲方丁特集号(2010年10月臨時増刊号「総特集*冲方丁」)に『Human Meets the Universe』というタイトルで寄稿した。 その時に、冲方丁の『天地明察』のテーマの一つである改暦の作業は、計算主義的であるという点で今日のウェブと並行的だ、というような...
続きを読む
『1Q84』BOOK3はゼロ年代をリセットする。
以下は、5/6にジュンク堂新宿店で行った、福嶋亮大さんとのトークセッションに向けて用意していたメモに基づいたものです。トーク用のメモのため、もともとは箇条書きの、文字どおり「メモ」でした。そのため、個々の論点の間のつながりは読み物としては緊密さに欠けていると書いた本人も感じています(苦笑)。予めご了...
続きを読む
『神話が考える』は長門有希のトリセツである。
福嶋亮大の新著『神話が考える』を読んだ。 ユリイカ連載時のものとは大きく異なり、福嶋自身言うようにマニュアル本的な装いになった。マニュアル本といっても実用書のようなお手軽なものという意味ではない。簡単にいうと、前から順番に読んでいけば一通り福嶋の言いたいことは素直に読めてしまう、という意味だ。 裏返...
続きを読む
いまさらですがTwitter始めました。
IDは fermat1665 。 こちらもよろしくお願いします。 iPadのお披露目と、オバマのthe State of the Union(一般教書演説)の日にスタートできたのは、よかったです。 カラダは一つなので、こちらのブログとどう使い分けていくか、あるいは、書き分けていくか、についてはしばら...
続きを読む
「芥川賞該当作なし」とウェブ時代の「文学の困難」: 平野啓一郎・前田塁の模索、西尾維新の諧謔
ちょうど前田塁の『紙の本が亡びるとき?』を読んでいたり、あるいは、平野啓一郎と東浩紀の対談を読んでいたときでもあって、今回の「芥川賞該当作なし」は、「親の心子知らず」ならぬ「子の心親知らず」と思わないではいられないくらい、タイミングが悪いことだと感じた。 (平野の対談はこれ: 情報革命期の純文学 東...
続きを読む
フェルマの「最後の一息」
1月12日は(このサイトがちなんだ)Pierre de Fermat(ピエール・ド・フェルマ)の命日であることを伝えるWIREDの記事。 Jan. 12, 1665: Fermat’s Last Breath 【WIRED.com: January 11, 2010】 「Fermatの最終定理」の紹...
続きを読む
一般意志2.0はなぜ「夢想」から始まるのか。
随分前に知ってはいたのだが、東浩紀が文化放送の大竹まことの番組に出演したポドキャストを、ようやく聞いた。 大竹まこと ゴールデンラジオ! (2009年11月13日放送) 興味のある人はググるか、iTunesで探してみてください。 といっても、さすがに、今更感は拭えないけれど(苦笑)。 (しかし、本論...
続きを読む
『思想地図』に集まる人びとは『モジュール化の終焉』をどう捉えるのだろうか。
『思想地図』Vol.4に続き、積ん読の解消として、12月上旬に買ったままだった田中辰雄『モジュール化の終焉』を読む。 感想としては拍子抜け。 タイトルの物々しさに比して、語られていることは、極めて限定的。それは、田中自身、最後の章で想定される反論として予め指摘している。 そうした著者自身の自覚も踏ま...
続きを読む
『思想地図2.0』は村上春樹を経由してBay Area色の強い雑種的“New Yorker”になるのだろうか。
『思想地図』Vol.4をようやく通して読んだ。 この本自体は、先日のフランス大使館シンポジウムを観覧しに行った際、登壇者が全員テーブルに置いていて、それが気になったため、積ん読になっていたのに手をつけて、ようやく時間を取ることができた次第。 個々の論考やインタビューの内容について、いろいろと思うとこ...
続きを読む
夢想知識小説としての『クォンタム・ファミリーズ』: 読書体験のウェブ的転倒とそのエミュレーション
この休みに、『クォンタム・ファミリーズ(QF)』を読んだ。 QFは、東浩紀の、単著としては初の小説。 不思議な本だ。 全編が「亡霊効果」で溢れている。 東が、覆面作家である舞城王太郎の、いわば対極にある存在だからか。 ウェブの中では東に関わる語りや言説は溢れているし、東自身、今までウェブに限らず多く...
続きを読む
フランス大使館シンポジウム観覧メモ: 千葉雅也、池田剛介、濱野智史、黒瀬陽平、による「イストワールの現在」
12月12日(土)に、旧フランス大使館建物跡で芸大が主催しているイベントに行ってきた。その展示会場のある一室で午後2時から5時半まで開催されたシンポジウムを拝聴した。 以下は、その時の観覧メモ。 メモなので、文章としては未完成、内容は文脈無視、特定の専門用語の説明なし、のものであることを、予め断って...
続きを読む
Jeffrey Sachs 講演会
都内某所でJeffrey Sachs氏の講演会があり出かけてきた。Sachs氏はコロンビア大学教授で、今日の講演会は、彼がCo-chairを務めるMillennium Promise(MP)の活動を紹介するためのものだった。会合自体は、コロンビアの同窓会とMPの日本での活動拠点であるMillenni...
続きを読む
「だまし絵」から“graffiti”へ: Escher, Patrick Hughes, Banksy
渋谷東急文化村の『だまし絵展』に行く。 出かけてみたら、最終日だからか、 子供連れであるにもかかわらず、行列ができるほどの大盛況。 それもあって、あまりゆっくり見て回るという雰囲気ではなく、 おもだった絵を一瞥しては次を見る、という感じで回っていった。 ほどなく巨匠の部屋へ。 といっても、要するに、...
続きを読む
名和晃平@HERMES' Le Forum
銀座のHERMES(エルメス)8階のギャラリー(“Le Forum”)で開催されている名和晃平展を見てきた。 L_B_S: Kohei Nawa (Le Forumでの紹介はここ) * 正確には、薦められて見に行ったのだが、予想を越えて、興味深い展示だった。 展覧会は9月23日まで開催されているので...
続きを読む
『エンドレスエイト』-もうひとつの涼宮ハルヒの世界
三年ぶりに新作を提供することになった『涼宮ハルヒの憂鬱』。 で、新作部分の3作目に当たる 涼宮ハルヒの憂鬱 第13話 『エンドレスエイト』 (一応2?) * なるほど。 『エンドレスエイト』、 前回と今回の2話で終わると思ったら、どうやら来週も続きがあるらしい。 ということで、 原作は、15498回...
続きを読む
「テレビはどうなるのか?」
4月29日の夜中にやっていた、田原総一朗の朝まで生テレビ。今回は、竹中懇座長の松原聡が出演して、テレビの今後のことを話すというので見たのだが・・・・。 無駄骨だった。 *****...
続きを読む
バランスの取れたビジネス批評
Banbi Fiascoのコラム“Google shows its true colors”は、アメリカのビジネス批評の健全さを示してくれる。 ...
続きを読む
地を這う言葉、天を覆う言葉
(つぶやき系の内容ですが。)...
続きを読む
Critical Theory
ポストモダンを、文化活動に限定できる、英米系の不思議さ。...
続きを読む
“This Week with George Stephanopoulos.”
日曜の朝10時-11時のABCニュース枠で、“This Week with George Stephanopoulos.”を見ている。...
続きを読む
Strand Book Store
12丁目とブロードウェイ沿いにある、老舗の書店(半分は古本)のストランド書店に行く。...
続きを読む
Pixar Exibition @ MoMA
現在、MoMAでは、Pixarの20周年記念の回顧展をしている。...
続きを読む
MoMA@Target Day
再びMoMAに行く。 ...
続きを読む