CONCEPT

FERMATは、コミュニケーションという社会の基底を与える領域の変化の徴候に照準しながら、未来のビジョンを描くことで、新たな何か=“X”、の誕生を促します。

ハラリの新刊 “21 Lessons for the 21st Century” 発売
『サピエンス全史』で世界的なベストセラー作家の仲間入りをはたしたユヴァル・ノア・ハラリの新刊“21 Lessons for the 21st Century”が発売された。さっそく、ビル・ゲイツがNew York Timesにレビューをあげている。 What Are the Biggest Prob...
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オバマとストリーミングの蜜月がもたらすケミストリー
バラク・オバマ元大統領がNetflixで定期的に番組をもつ可能性が出てきた。 Obama in Talks to Provide Shows for Netflix 【New York Times: March 8, 2018】 といっても、番組内容の詳細はまだ不明。 さらにいえば、同種のディールに...
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2016年大統領選を目前にして
いよいよ2016年のアメリカ大統領選を本格的に迎える。2016年11月8日の投票結果で、第45代アメリカ大統領が選出される。現段階(2015年12月)では、民主党、共和党ともに立候補者たちが、年明け早々から始まるアイオワ州とニューハンプシャー州の予備選での勝利を目指し支持者拡大に努めている。 近年の...
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現代アメリカのフロンティア精神を支える基盤としてのNet Neutrality
先日、FCCが新たなNet Neutrality Rule案を公表したことを受けて、当のNet Neutrality という言葉を生み出した、コロンビア・ロースクールのTim Wu教授が、インターネットが普及した現代におけるNet Neutralityの意義について論じたエッセイをThe New Y...
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「ABC対Aereo」訴訟について: 周辺環境の補足
前の「ABC対Aereo」のエントリーを書いた後、読みなおしてみて、もう少し、現在のアメリカンのメディアやウェブの周辺環境について補っておく方がよいように感じたので、幾つか記しておくことにする。 基本的には、インターネットが登場して以来、たとえばVOD(ビデオ・オン・デマンド)やストリーミングなどの...
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「ABC対Aereo」訴訟は21世紀のメディア秩序の扉を拓く鍵となるのか?
2014年4月24日に、アメリカ連邦最高裁で「ABC対Aereo」のヒアリングが行われた。この訴訟は、判決の内容いかんでは、今後のアメリカの地上波放送ビジネスとクラウドコンピューティング・ビジネスの行方を決めるかもしれないため、メディア業界ならびにIT業界を中心に大きな注目を集めている。 Justi...
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25歳を迎えたウェブ
2014年3月12日は、WWW=World Wide Webが誕生してから四半世紀が経った記念日となる。 25 years of the World Wide Web: Tim Berners-Lee explains how it all began 【The Independent: March...
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合成生物学とForeign Affairs ― 技術と人文のもう一つの結合
初見の時はちょっと面食らったのだが、現在発売中の国際政治・外交誌Foreign Affairsで合成生物学を扱うエッセイが取り上げられている。 Biology's Brave New World 【Foreign Affairs: November/December 2013 issue】 面食らっ...
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Jeff Bezosは何故、Washington Postを手に入れたのか?
アメリカの有力紙の一つであるThe Washington Post (WaPo)が、Amazonの創業者でありCEOであるJeff Bezosに2億5000万ドル(約250億円)で譲渡されることになった。これによって、1933年から80年間続いた、Graham家によるWaPoのオーナーシップに終止符...
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プロスポーツと認められた、eスポーツとしてのゲーム
ゲーム業界の話であるが、League of Legendsというゲームでハイランクされたゲームプレイヤーが、アメリカに入国する際、プロスポーツ選手と同様の、長期滞在ビザを申請できることが可能になったという。 US visa bureau says 'League of Legends' is a p...
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韓国の人たちの目に映った、少し異なる『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』
報告が遅れましたが、『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』の韓国語版が、2013年3月に韓国で出版されました。 韓国語版のタイトルは「どうしてすべてアメリカから生まれたのか―ヒッピーの創造力からシリコンバレーまで―」です。 韓国の出版社(medicimedia社)による紹介サイトはここです。 韓国語への翻...
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【お知らせ】 『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』(講談社現代新書)、発売中です。
3月18日に講談社現代新書から、拙著 『ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力』 が発刊されました。 講談社のサイトで、中身の一部を試し読みできます。 → こちら 本の写真の下にある「試し読み」をクリックすると、専用画面がポップアップします。 プロローグ、目次、第一章の一部が閲覧できま...
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なし崩し的展開でもいいから今は分散社会的な対応を行おう
(訂正)  以下の文中で言及した気流シミュレーションに貼っていたリンクは、直接のリンク先であるtweetの発信者である早野氏が引用を取りやめたため、外しました。ご了承頂きたく(3月15日10:00)。 * 3月11日の東北地方太平洋沖地震による福島原発事故(危機)を受けて、東京を含む関東圏では、東電...
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【お知らせ】 講談社現代新書から本を出します
3月18日に講談社の現代新書から本を出します。 タイトルは、 『ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力』 です。 既に、アマゾンで予約も開始しています。  サイトはこちら。 『新潮』連載中の『アメリカ・スケッチ2.0―ウェブと文化の未来を考える』とは、また異なる視点で、主には「ソーシャ...
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Tea Party は政党ではない: アメリカ中間選挙結果について
気がついたらアメリカの中間選挙が終わってしまった。 事前の予測調査通り、共和党が勢いを取り戻す形で終わった. 最も人々の直接的で短期的な関心での投票を引き寄せやすいと言われる下院で共和党が過半数をとったことが一番の勝利だろう。これで下院議長は共和党から選出されることになる。忘れられがちだが、下院議長...
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言説の闘技場としてのアメリカン・ジャーナリズム
Elena Kaganの最高裁判事指名ヒアリングにあたって、現在のRoberts CourtがConservativeに過ぎるという指摘をしている記事について昨日エントリーを書いた。その際に、保守系のWSJは黙っていると記したのだが、案の定、黙っているどころか、デモクラット=liberalはKaga...
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WEBRONZAの一件で考えたこと
WEBRONZAというサイトからリンクを当サイトに張られた件については、前のエントリーで記した。追記で書いたとおり、今ではリンクは解除されている。 ただ、担当者とのやりとりで気になったことがいくつかある。いずれも今回の件に止まらない要素を持っているように思うので、いい機会だから記しておこうと思う。 ...
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【お知らせ】 WEBRONZAとは関係はありません
6月24日にWEBRONZAというサイトがスタートし、そのトップページの下段にある「注目のブログ」という欄に、本ブログ(FERMAT - Communications Visionary-)が他の四つのサイトとともに紹介されているのですが、当方、これは昨晩(6月24日夜)、WEBRONZA担当者から...
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世界が求めるfrugal innovation
技術革新の矛先が変わったようだ。 In praise of techno-austerity 【The Economist: June 10, 2010】 Power from thin air 【The Economist: June 10, 2010】 上のEconomistの記事にもあるように...
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「私たちは皆図書館の中で生きている」~Twitterの図書館所蔵の話の続き
昨日のエントリーをアップした後、Twiter上で 「今回の呟きの所蔵は、過去・現在・未来の140文字のテクストが、知識や真実の貯蔵庫や情報蓄積の場としてのポジション確立の1歩となる?」 という質問を頂いた。一端Twitterで簡単に回答したものの、興味深いテーマなので、その時の呟きをもとに加筆修正し...
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【お知らせ】 文芸誌『新潮』5月号から連載を始めました。
本日4月7日発売の『新潮』5月号から連載を始めました。 連載タイトルは: 『アメリカスケッチ2.0 ウェブと文化の未来を考える』 そして、第一回タイトルは: 「地続きになったアメリカ」 連載タイトルにある通り ・アメリカ ・スケッチ ・2.0 ・ウェブ ・文化 ・未来 について、連載を通じて考えてい...
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メディア論的視点から見た「iPad問題群」
先週末にアメリカで発売が開始されたiPad。主要な新聞や雑誌(のサイト群)では、この10年ほどAppleが新商品を導入するたびに行われてきたように、ユーザーから熱狂的に受け入れられている様子が多数報道されている。 その熱狂ぶりについては大手の新聞サイトを見てもらうとして、気になるのはiPadが商品と...
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Web-centric時代の企業組織モデルとして浮上するトータル・サッカー
最近よく話題になるソーシャルゲーム会社ZyngaのCEOであるMark Pincusが、自身のマネジメント手法について、NYTのインタビューを受けている。 Are You a C.E.O. of Something? 【New York Times: January 30, 2010】 タイトルにあ...
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ユニクロのR&D、Fast Fashion、次のFast X
ユニクロ60周年セールというメールが届いた。60周年というのはいくらなんでも長いように思ったので、ユニクロのサイトにアクセスしてみた。思った通り、60周年というのは、ファーストリテーリングの前進からのカウント。今私たちがユニクロと聞いてイメージするような店舗は、おおよそこの10年で築かれたもの。 つ...
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『パターン、Wiki、XP』と「協働=お互い様」のマーケティング
人に薦められて、週末に江渡浩一郎の単行本『パターン、Wiki、XP』を読んだ。 20代のネット系の人たちでそれなりに関心を集めているということで。 本自体はこの夏に出版されているが、江渡は数年間この問題意識で研究活動を続けていたようで、手っ取り早く概要を知りたい人は、以下のタイトルでググるとPDF版...
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“Good Enough”から“Fair Enough”へ: World Marketのもう一つの開発軸
昨日のエントリーで図らずも触れてしまったG20だが、先日ロンドンで開かれていたG20会合についてWSJがまとめている。 G-20 Sets Broad Bank Pact 【Wall Street Journal: September 7, 2009】 世界規模の景気後退の中で必然的に注目が集まる会...
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「リバタリアンこそ、ポストモダンの今日、優秀なマーケターになる」 - Chris Andersonからの発想
連日、Chris Andersonに関するエントリーとなってしまうが、NYTでChris Andersonが新著“FREE”についてインタビューを受けている。 QUESTIONS FOR CHRIS ANDERSON 【New York Times Magazine: July 19, 2009】 ...
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Eric Schmidt: Silicon Valley 開発思想の本流継承者
Chrome OSの開発発表によって、俄然、Microsoftとのガチバトルが取り沙汰されるようになったGoogle。 その陣頭指揮を執るErich Schmidtについて簡潔だが的を得た紹介をFTがしている。 Man in the News: Eric Schmidt 【Financial Tim...
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《ジャクソン以後》の世界: マスカルチャーなき世界
マイケル・ジャクソン(MJ)が他界してから10日ほどが過ぎた。 さすがは、King of Popといわれた人物だけのことはあって、この間、連日、MJについて何ごとも報道されない日はなかった。夥しい数の言説でネットは溢れている。 報道内容は多岐にわたる。 当日のMJの様子をドキュメンタリーのように伝え...
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2007年展望 素描 1
帰国してから早1年半、FERMATも立ち上げてから1年。 その経験も踏まえて2007年を展望してみる。 ■Gadget-centricが前景化する。 まず、ネットの方から見ると、去年は『ウェブ進化論』を通じて日本国内でGoogleの認知が上がり、ネット一般にはWeb2.0がネットを語るときのお決まり...
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